ハザードマーカーを設置することで、時間をかけて街が変わります。
セラミックの耐久性に優れている特性を活かし、低頻度災害(津波等)の必ずおとずれるその日まで、命を守る情報を発信しつづけられます。
それは東日本大震災時、三陸地方において効果が確認された「大津浪記念碑」をモデルにしております。
正確な情報を発信し続けることで迅速な避難行動につなげ、被害推定区域と区域外(安全区域)を明確にし、避難行動が速やかに行えること、時間をかけてでも住宅が安全な場所へ移動していく
ことで災害につよいまちづくりに貢献する事を目的としています。
大津波記念碑
「人は、いつか被災したことを忘れる」悲しみを繰り返さないために
岩手県宮古市の姉地区にある約1.5mの石碑「大津浪記念碑」は、この地区に来襲した明治29年の明治三陸地震による津波と、昭和8年の昭和三陸地震により村民がほとんど全滅した悲惨な状況を伝え「津波は、ここまで来る。ここから下には、家を作ってはならない」と刻まれています。東日本大震災での津波も、ほぼ同じところまで上がってきましたが、この教えを守った住民に人的被害はありませんでした。
三陸海岸には津波被害を伝える、このような石碑が約200基立てられ住民を見守り続けています。